カリスマコーチ・金哲彦が教える走りの「新常識」「体幹」TAIKANランニング Body Core Running プロはみんな、「体幹」を使って走っていた!

市民ランナーの8割が知らない究極の走法「体幹ランニング」を徹底解説した本(金哲彦著)が好評発売中!
このWeb連載では、この本の内容の一部を特別公開!!

プロフィール

著者 写真金 哲彦(きん・てつひこ)/有森裕子などオリンピック選手から市民ランナーまで、幅広い層より厚い信望を集めるプロ・ランニングコーチ。テレビやラジオの駅伝・マラソン中継の解説者としても活躍するほか、雑誌のランニング特集に “走りのカリスマ”として登場。『カラダ革命ランニング』(講談社)など、ランニングに関する著書や執筆は多数。NPO法人ニッポンランナーズ理事長。

単行本紹介

『「体幹」ランニング』
単行本カバー究極の走法を豊富な写真とイラストで、わかりやすく解説するランナー必読の書!

プロフィール

蒲生麻由 写真蒲生 麻由(がもう・まゆ)/1982年生まれ。雑誌モデルとしてデビュー。テレビ・映画を中心に女優として活躍中。ドラマは2007年10〜12月「ハタチの恋人」(TBS 系)レギュラー出演、CMはユニリーバ「AXE」。2008年4月公開予定の映画「少林少女」ではラクロス選手を演じている。マラソンはライフワークのひとつで、ホノルルマラソンを5時間43分56秒(2004年)、4時間54分07秒(2005年)と2年連続で完走。
 4月6日に行われたパリマラソンに金コーチの伴走で出場し、4時間44分40秒で自己記録を更新して完走。この様子は、『FRaU』6月号(5月12日発売)に掲載される。ブログはこちら

第2回 「体幹ランニング」とは?

「体幹ランニング(体幹を使った正しい走り)」と、体幹を使っていない、よくありがちな走りを比べてみましょう。ふたつの走りは何が違うのでしょうか。また、その違いはどんなことに影響してくるのでしょうか。

ランニングフォーム比較

上と下の写真を見て、フォームの違いを比べてみましょう。ポイントは、腕振り、着地、骨盤です。金先生による詳しい解説は、動画をご覧ください。

ランニングフォーム比較

金哲彦の完璧なフォームがわかる! 走りの比較動画

PLAY

「体幹を使ったほうがラクに走れるようになります。ふたつの走りの違いは、まず、腕ふりにあります。体幹ランニングでは、ひじをしっかり引いて、肩甲骨を動かしています。よくありがちな走りでは、肩を揺らしているだけです。次に着地が違います。体幹ランニングでは、着地した脚に上半身がまっすぐ乗っていますが……」

動画を見る

 

なるほど! 体幹を使えば、ラクに走れる!

走るって、こういうことだったんだ!
 多くの人は、走るとき、体を2本の脚で運んでいると思っています。しかし、これは大きな間違いです。体幹を運ぼうと思うから、走りが重くなるのです。
「走る」という動きを考えてみましょう。体にタイヤがついていれば、押されるだけで前進しますが、タイヤはありません。そのため、脚の力を使って体幹を運ぼうとするわけですが、もっとラクに効率よく走る方法があります。それが「体幹ランニング」です。
 その原理は簡単です。重心が前にある物体があるとします(下のイラスト)。これが飛び跳ねると、どうなるでしょう。飛び跳ねた瞬間、物体は重心が前にあるために空中で前に進み着地します。そして、また跳ねて前に進み、着地するという動きを繰り返しながら、どんどん進んでいきます。
「体幹ランニング」では、体幹の筋肉に力を入れ、頭から足までを一本の線のようにして、まっすぐ着地します。まっすぐ着地すればするほど、地面の反発力が強くなり、それが推進力になります。重心を前にもってくるには、体と骨盤をほんの少し前傾させます。あとは慣性にまかせるだけ。これで驚くほどラクに走ることができます。

重心イメージ

体幹ランニング イラスト

体幹ランニング

体幹の大きな筋肉に力が入っている走り。上半身と下半身の連動がうまくできているので、ラクに走り続けることができ、スピードを上げても疲れない。

脚だけ体幹ランニング イラスト

脚だけ体幹ランニング

上半身と下半身がバラバラになった走り。これでは、いくら腕を振っても、脚を上げても効率よく体を前に運ぶことができない。ひざや腰などの負担も大きくなる。

金哲彦×女優・蒲生麻由 ランニング対談

金先生と蒲生さん(ホノルルマラソンを2回完走した経験あり!)にランニングをテーマに全3回で語り合っていただきました。

対談動画

PLAY

第1回 ランニングが楽しい!
ホノルルマラソンの翌日は、街中が“ゾンビ”であふれかえる——。筋肉痛で階段の上り下りができないほどになっても、人はなぜ走るのか。走りを知り尽くした金先生と、走りの楽しさに目覚めた蒲生さんがその魅力を語り合います!

動画を見る

 

撮影第2回目は、ランニングフォームの比較。金先生が走る姿を車で並走しながら撮影を行いました。車の助手席の窓からカメラ、後部座席の窓からムービーカメラが金先生を狙っているのがわかりますか? この日、金先生は、なんと肋骨を骨折中。痛みを耐えていただき、無理をお願いしての撮影となってしまいました。

ZOOM

体幹ランニング

ライター/江口知子 イラスト/おおさわゆう ヘア&メイク/斉藤節子(メーキャップルーム)
衣装・取材協力/リーボック 動画撮影/江頭徹・権藤隆雅 動画編集/江頭徹 スチール撮影/林桂多