2025年12月、志賀原発の敷地内に「活断層の可能性」があるとの指摘がなされ、大きな注目を集めています。
これを受けて北陸電力は、ボーリング調査や地中レーダー探査などの追加調査を実施する方針を明らかにしました。
当記事では、今回の問題の背景や調査内容、安全性への影響などについて深堀りします。
志賀原発で何が起きているのか
今回の問題の発端は、国土地理院が行った調査です。
2025年12月、石川県にある志賀原発の周辺において、複数の断層の存在が指摘されました。
具体的には、志賀原発から半径30km圏内に
・活断層:8本
・推定活断層:25本
が確認されたとされています。
特に注目されているのが、原発敷地内を南北に貫く約3kmの「推定活断層」です。
この指摘により、原発の安全性に対する懸念が一気に高まりました。

問題となっている「敷地内の推定活断層」とは
「推定活断層」とは、現時点で明確に活動が確認されているわけではないものの、地形や地質データから将来的に動く可能性があると考えられる断層のことです。
今回のケースでは、志賀原発の敷地を縦断する形で約3kmにわたる断層の存在が示唆されています。
原子力施設においては、直下または近傍に活断層が存在する場合、運転の可否に大きく関わるため、この「推定」という段階でも極めて重要な問題となります。
北陸電力の対応
この指摘に対し、北陸電力はこれまでの調査で「活断層は存在しない」との見解を維持しています。
しかし今回、新たに以下のような追加調査を実施する方針を示しました。
・半径5km圏内を重点調査
・7か所でのボーリング調査
・地中レーダー探査の実施
ボーリング調査では地下の地層を直接確認し、断層の有無や活動履歴を分析します。
一方、地中レーダー探査は地中構造を非破壊で把握できるため、広範囲の把握に適しています。
これらを組み合わせることで、より精度の高い断層評価が可能になります。
原子力規制委員会の見解と今後の審査
原子力規制委員会の審査会合では、今回の追加調査について一定の評価が示されました。
一方で委員からは、
・状況に応じた柔軟な調査の見直し
・必要に応じた追加調査の実施
といった意見も出されています。
今後は、調査結果が出た段階で順次報告され、断層の有無や活動性について厳格な審査が進められる見込みです。

活断層が確認された場合の影響とは
仮に志賀原発の敷地内または直下に活断層が存在すると判断された場合、影響は非常に大きくなります。
主な影響としては、
・原発の再稼働が困難になる可能性
・設置許可や安全審査の見直し
・大規模な安全対策の追加
などが考えられます。
日本では、活断層の上に重要施設を設置することは原則として認められていないため、判断次第では原発の将来そのものに関わる問題となります。
志賀原発の安全性は大丈夫?
現時点では、北陸電力は「活断層は確認されていない」としています。
しかし、今回のように公的機関から新たな指摘があった場合、従来の評価が見直される可能性もあります。
重要なのは、
・科学的根拠に基づく調査
・透明性の高い情報公開
・第三者による厳格な審査
が確保されることです。
安全性の評価は「現時点で問題なし」だけでなく、「将来的なリスクをどこまで排除できるか」が問われています。
ネット上での反応と声
ネット上では、今回のニュースを受けて様々な意見が見られます。
・「原発の真下に断層があるかもしれないのは不安」
・「もっと早く調査すべきだったのでは」
・「科学的にしっかり検証してほしい」
といった安全性への懸念が多く見られます。
一方で、
・「過去の調査結果との違いを丁寧に説明すべき」
・「感情論ではなくデータで判断するべき」
といった冷静な意見もあり、社会的関心の高さがうかがえます。

まとめ
志賀原発における活断層問題は、単なる地質調査にとどまらず、日本のエネルギー政策や原発の安全基準にも関わる重要なテーマです。
今回のポイントを整理すると、
・敷地内に約3kmの推定活断層が指摘された
・北陸電力は追加調査(ボーリング・地中レーダー)を実施
・原子力規制委員会は柔軟な対応を要求
・結果次第では原発の運用に大きな影響
今後の調査結果と審査の行方が、志賀原発の将来を左右することになります。
引き続き、「志賀原発 活断層」の動向には注目が必要です。

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